飛行機が好きだ。
旅立つとき、なぜかいつも泣きそうになってしまう。
眼下にみるみる小さくなっていく家々やビルや、広大な海原に漂う船を見ながら
あの小さなひとつひとつの中で、
それぞれに泣いたり笑ったり怒ったりけんかしたり、
悩んだり喜んだり、
愛したり愛されたりして生きている日常を思う。
神様の視点だとしたら、
そんなことで悩まなくていいのにとか、けんかしなくていいのにと思うかもしれない。
仲良くしていたら、微笑ましくなるかもしれない。
うまくできない姿を見て、もどかしくなったり、手に汗を握って応援したくなるかもしれない。
そんなふうに小さなわたしたちが奮闘しているのを、
とても愛おしく思うかもしれない。
いや、神様はもっとお見通しで、ただ静かに見守っているだけかもしれないけど。
高く上がっていくとき、
ああ、地球から離れる時ってこんな感じなんだろか?と想像したりもする。
振り返って、
ああ、もうあそこには戻れないんだな、って思いながら、
一生懸命に過ごした日々を愛おしく思いながら、次の魂の旅路へと、進むんだろうか。
わたしたちはなんて束の間のいのちを、懸命に生きているんだろう。
飛行機に乗ると、そんなことを想像してはセンチメンタルな気持ちになってしまうのです。
明日は、飛行機に乗って帰ります。